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【青樺】

「膝までで、いいよ。それ以上脱ぐと、汚れるから」


 

実際、食堂の床はあまりきれいじゃなかった。

小さくうなずいた李琉舜は、覚悟さえ決めたら大胆に脱いでしまう。

あらわになった李琉舜のものは、すっかり熱くなっていた。

 

【青樺】

「そんなになってたんだ」


 

李琉舜の腰に手を回して、自分の方に引き寄せながら、耳元でささやく。

 

【李琉舜】

「・・・見ないでくれ」


 

恥ずかしいのか、耳の辺りまで赤くなっている。

 

【青樺】

「今さら、照れるなよ。さっきなんて、口でしてやったじゃないか」


 

さわさわと腰の辺りを撫で回しながら、耳元でささやき続ける。

 

【李琉舜】

「なっ・・・・・・」


 

焦って辺りを見回す李琉舜が、かわいかった。

だから、調子に乗って、さっき、李琉舜の寝室でしたことを、

あれこれささやいてやる。

 

【青樺】

「もしかして、思い出したら、ほしくなった?」


 

それが嫌なのか、あちこち撫で回している俺の手が嫌なのか、

李琉舜は、落ち着かなく身じろいでいた。

 

【李琉舜】

「やめっ・・・んっ・・・んんっ・・・」


 

こっそり手を伸ばして、触れてみると、李琉舜のものは、

布越しに触れていた時より、ずっと固くなっている。

感じやすい場所にじかに触れられた李琉舜は、

体を固くして、唇を噛みしめた。

それに気をよくして、二、三度こすり上げてから、パッと手を離す。

李琉舜の体から目に見えて力が抜けた。

 

【青樺】

「触ってないのに感じてたんだ? 濡れてる」


 

【李琉舜】

「なっ・・・・・・」


 

李琉舜の目の前で、パッと手を広げる。

その手は、確かに少し濡れていた。

うろたえた李琉舜が、俺から目をそらして、うつむいてしまう。

クスクス笑いながら、太ももの辺りに手を置いたら、

李琉舜はそれだけで、ビクッと震えた。

もともと感じやすい体をしていたけれど、人目を気にして、

いつもより敏感になっているみたいだ。

 

【青樺】

「あんまり動くと、誰かに気付かれるかもしれないぞ」


 

意地悪く笑って、腰のあたり撫で回しながら、

じっくりと李琉舜を観察する。

俺の眼差しと周囲のざわつきだけで、李琉舜が追いつめられていく。

トロリと濃い雫がにじんできた。

李琉舜は、体を固くして、それを見下ろしている。

 

【青樺】

「後悔してる? こっちを選んだこと」


 

【李琉舜】

「・・・知らない」


 

すねてしまったのか、李琉舜は、俺の問いに答えてくれなかった。

 

【青樺】

「俺に、触られてた方がよかった? こうやって」


 

【李琉舜】

「・・・うっ・・・んっ・・・」


 

噛みしめた唇から、甘い吐息が零れる。

それは、周囲のざわめきに飲み込まれて、消えていった。

けれど、李琉舜の体の熱は、決して消えない。

俺の手の中で、李琉舜のものが切なく震えていた。

だから、俺は、手を離した。

そんな俺を、李琉舜が黙ったまま、恨めしそうに見上げる。

ここまできたら、欲望を解き放たずに熱を冷ますのは、

簡単なことじゃない。

それに、熱を冷まさせてやる気もなかった。

熱くなっているそこをじっと見つめて、

時々、思い出したように寝室でのことを李琉舜の耳に吹き込む。

 

【李琉舜】

「んっ・・・青樺・・・」


 

困りきった眼差しが、いっそ終わらせてほしいと頼んでいる。

 

【青樺】

「何?」


 

けれど、俺は、李琉舜が触ってほしい所の代わりに、

赤く染まった耳に舌を這わせた。

 

【李琉舜】

「うっ・・・んっ・・・ひどい・・・」


 

とうとう李琉舜の口から、泣き言がもれた。

 

【青樺】

「だって、触られたくなかったんだろ?」


 

それでも意地悪に笑って、腰の辺りに指を這わせ続ける。

 

【李琉舜】

「んっ・・・もう・・・・・・」


 

切ない吐息をこぼして、潤んだ目が俺を見る。

俺は、じっと見つめ返した。

だけど、それだけ。

後は、ただ、焦らすように李琉舜の体を撫で回す。

 

【李琉舜】

「ひどい・・・んっ・・・うっ・・・」


 
あきらめたのか、李琉舜はゆらすように机に腰を押し付けた。

待ち望んだ刺激を受けて、震える李琉舜の体を抱き寄せる。

 

【李琉舜】

「あっ、青樺・・・見ないでくれ」


 

【青樺】

「見せてよ」


 

懇願めいたささやきを無視して、

机にこすりつけられて震えている李琉舜のものを、じっと見つめる。

 

【李琉舜】

「いやっ・・・んっ・・・んんっ・・・」


 

李琉舜は、唇を噛みしめて、苦しそうに眉を寄せながら、

なんとか熱を解き放とうと小さく腰をゆすり続ける。

 

【青樺】

「手伝ってほしい?」


 

耳元でささやきながら、ねっとりと舌を絡ませた瞬間。

 

【李琉舜】

「うっ・・・くっ・・・んんっ・・・」


 

俺の腕の中で、李琉舜の体が強張った。

噛み切りそうなほどきつく唇を噛みしめて、声を抑えている。

俺は、持ってきていた手拭を李琉舜のものにかぶせて、

そっと手で包み込んだ。

 

【李琉舜】

「うっ・・・あっ・・・」


 

細い悲鳴を上げると同時に、熱い欲望が手拭の中にあふれ出す。